【タイプ限定ダブル】ルール説明とパーティ軸の決定
暑い日が続くようになってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はポケモン剣盾(第8世代)のリリースが待ち遠しいです。
冬まで首を長くして待っているだけでは面白くないので、時間の許す限りUSUMをもっと遊びつくしていきたいと思います。
今回は仲間大会が企画されているため、その考察記事を書いてみます。
ねこらいおん氏が企画した「タイプ限定フレンドシップ」に参加するため、そのルール説明、私なりの環境考察、そして軸の決定までを記事にしたいと思います。
ルール説明と環境考察
タイプ限定フレンドシップルールは次の通りです。
ルール説明後、私なりの環境考察を記載します。
ルール説明
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ウルトラサンムーン 6-4 タイプ限定ダブルバトル
- パーティは事前に公開される(技、特性、持ち物が見える形になる)
- 参加者は他参加者のパーティを必ず一回使い、総当たり戦を行う
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使用できるポケモンは「水」「電気」「地面」の単タイプ、または3タイプと「ノーマル」の複合タイプのみ
- 「水」「電気」「地面」を必ず各2体選出し、パーティを構築する
- 準伝説・伝説のポケモンは使用禁止
- 使用できる技は各タイプ一致とノーマルのみ
- ただし変化技は制限しない(「電気」タイプがどくどくを使ってもOK)
- 「めざめるパワー」は使用禁止
- Zクリスタルあり、メガストーン禁止 他道具使用制限なし
環境考察
<電気は水に強く、水は地面に強く、地面は電気に強い>
一見すると「タイプ制限ありのじゃんけん大会」なのですが、このような縛りルールでも単純な「3すくみ」にならないのがポケモンの奥深いところです。
ポケモンにはタイプ相性の他にも、特性や道具の重要な要素がありますからね。
私がこのルールを見た際に重要だと思ったのは以下の4点です。
- はたき落とすがない為、道具が相手に無効化されないこと
- 「3すくみ」を崩す特性や技を持つポケモンが複数存在すること
- 実数値を変化させる特性を持つポケモンが複数存在すること
- 「ノーマル」技はどのタイプにも等倍で通るため「3すくみ」に影響しないこと
この条件に該当する、またはこの要素の恩恵を受けるポケモンが、間違いなくトップメタとなるでしょう。
上記のファクターを具体的な内容に落とし込むと、
- 「太い骨」等、個の性能が道具ありきで決まるポケモンが弱体化し辛い
- 「呼び水」等のタイプ無効特性、「電磁浮遊」等のタイプ無効技で相手の動きを制限できる
- 「力持ち」「すいすい」等の実数値強化特性で大きな火力やスピードを得られる
- 「ノーマル」タイプの一致技を打てるポケモンはダメージソースとして安定する
これらのうち複数に当てはまるポケモンで思いついたのは、以下の2匹でした。
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ホルード(特性「力持ち」で攻撃実数値2倍,ノーマルタイプ一致有)
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ガラガラ(特性「避雷針」で電気吸収、「太い骨」で攻撃実数値2倍)
そもそも地面タイプは電気技が無効であるため、特性や道具に頼らずとも技を無効化できる点で他2タイプより優位性があります。
加えて上記のポケモンは火力が抜きんでており、並びや裏のポケモンと組み合わせてこの2匹を通すことができれば相手に致命的なダメージを与えることができるでしょう。
特にホルードは高火力のノーマルタイプ一致技(ギガインパクトや恩返し)を放つことができるので、採用率は高いと考えられます。拘り鉢巻やスカーフを持たせても強いし、Zクリスタルでも勿論強い。
したがってトップメタはホルードであると予想することにします。
(ガラガラも強いですが、持ち物がほぼ太い骨で確定するところが少し不器用ですね)
軸の決定~トップをメタれ!~
私のプレイスタイルはトップメタを使わずしてトップメタを攻略することです。
したがってホルードを使わずしてホルードを攻略したいと思います。
先程も書いた通り、ホルードは
- 特性「力持ち」で攻撃実数値2倍
- ノーマルタイプ一致
の長所があるため、この2つを弱体化できるポケモンを軸にすることにしました。
まず特性の弱体化です。こちらに都合の良いような特性に変化させます。
特性を変化させる技と言って真っ先に思い浮かぶのは「スキルスワップ」なのですが、基本的にエスパータイプのポケモンが習得するため、残念ながら今回の使用可能ポケモンの中では該当者がいませんでした。
他にも特性を変化させる技がありますが、目に留まったのは「胃液」です。
「胃液」は対象のポケモンの特性を無効します。
この技を使うことができるポケモンはそもそも少ないのですが、今回のルールでの該当者がいるかどうかダメ元で探してみたところ、なんと3匹もいました。
ホルードは使わないと宣言しているので、シビルドンもしくはヒヤッキーを選択することとなります。
ヒヤッキーはS101という高めの素早さ種族値であるため、上から「胃液」をぶっかけることができそうです。シビルドンはS50という鈍足なので、相手に特性が有効なまま行動を許してしまいそうですね。
次に、ノーマル一致技の対策です。この一致技の対策として下記を考えます。
- 相手のタイプを変更し、タイプ補正を解除する
- 相手の技のタイプを変更し、タイプ補正を解除する
前者は「水浸し」等でタイプを変更することで実現できますが、「水浸し」が「呼び水」や「貯水」で無効化されやすいことと、タイプ補正分しか威力が低減しないため有効に活用するのが難しいと思います。対して後者であればタイプ補正を解除するだけではなく、別タイプの技とすることで無効化できる可能性もあるため有用です。
元々使ってみたかった技の中に、ぴったりな技が存在することを思い出しました。
「プラズマシャワー」です。
この技はユニークな効果を持っています。
(効果)
先制攻撃(優先度+1)。
使用したターンに出される全てのノーマルタイプの技が電気タイプになる。
この技を使わない手はないでしょう。
この技を使用できる使用可能ポケモンは5匹いました。
電気タイプのかわいいポケモンばかりですね。
この中のポケモンはすべて「電気」単タイプなので、「プラズマシャワー」で相手のノーマル技を電気技に変え、タイプ相性で半減して受けることができます。また、パチリスは特性「蓄電」、エレキブルは特性「電気エンジン」を持っているので、技を無効化して自分を強化することが可能です。
ただし、ホルードは地面タイプでもあるためこの「プラズマシャワー」読みで地面タイプの技を選択し、これらのポケモンを返り討ちにする可能性が高いです。
(特に今回はパーティは事前公開なので、技構成は対戦前にばれてしまいます)
この問題を道具、技、特性で解決することを検討します。
<道具>
「風船」を持たせると地面タイプの技が無効になりますが、ダメージを受けると割れて無効になってしまう弱点があります。(そして一度割れた風船は元に戻りません・・・)
<技>
「電磁浮遊」を使って地面タイプの技を無効にすることができますが、その間にノーマルタイプの技を打たれるので論外です。素早さが低いポケモンは浮く前に攻撃を受けてしまい、発動できる条件が限定的です。
<特性>
「浮遊」により地面タイプの技が無効になります。特性が何らかの理由で無効になった際は地面タイプの技が当たるようになってしまいますが、その条件は限定的です。
あきらかに特性で対策することが無難であるため、「浮遊」のポケモンを使用します。
この中ではシビルドンしかいませんね。
今までの考察を振り返ると、シビルドンは、
- 特性を無効化する「胃液」が使える
- ノーマル技を電気技に変える「プラズマシャワー」を使える
- そして「浮遊」で常に浮いている。
という特徴があり、単体としてはホルード攻略に最適なポケモンとなります。
「胃液」をヒヤッキーが使うことで、上記の役割を分担させることも考えましたが、水ポケモンは有用な特性を持つポケモンが多くいるため、「胃液」のためだけにヒヤッキーで1枠を使うのはナンセンスと考えます。したがって、シビルドンに2足の草鞋を入って頑張ってもらう事にします。
次回は残りのポケモンの検討と、個別解説を行います。
-つづく-